東京外国為替市場概況・10時 ドル円、下げ渋り

 26日の東京外国為替市場でドル円は下げ渋り。10時時点では153.91円とニューヨーク市場の終値(153.94円)と比べて3銭程度のドル安水準だった。8時過ぎから売りが持ち込まれると、流動性の薄い中で下げ足を速めて153.40円まで下押しした。ただ本邦勢が本格参入するにつれて下げ渋り、安寄りした日経平均のプラス転を眺めてクロス円が反発するとともに買い戻しが優勢に。154円台を回復し、154.14円まで上昇した。仲値にかけては伸び悩み、153.90円台まで上値を切り下げている。

 ユーロ円は下値が固い。10時時点では167.06円とニューヨーク市場の終値(166.95円)と比べて11銭程度のユーロ高水準だった。8時過ぎに強まった円買いの流れに沿って166.45円までユーロ安円高に振れるも、一巡後は持ち直す動き。下げ渋った日本株も支えに167円台を回復し、167.28円まで反発した。
 ほか、ポンド円が197.20円台から198.18円まで買い戻され、豪ドル円も100.30円台を安値圏に100.88円まで切り返している。

 ユーロドルは小じっかり。10時時点では1.0854ドルとニューヨーク市場の終値(1.0846ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ高水準だった。動意は鈍かったが、1.0856ドルまでじり高となった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.40円 - 154.14円
ユーロドル:1.0844ドル - 1.0856ドル
ユーロ円:166.45円 - 167.28円


(小針)
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