東京外国為替市場概況・15時 ドル円、乱高下

 31日午後の東京外国為替市場でドル円は乱高下。15時時点では152.86円と12時時点(152.87円)と比べて1銭程度のドル安水準だった。日銀金融政策決定会合で、政策金利(無担保コール翌日物)が、現行の「0-0.1%程度」から「0.25%程度」に引き上げることが決定されたことで、一時151.64円まで急落した。しかし、声明文で、長期金利が急激に上昇する場合、機動的に買い入れ増額や指し値オペ・共通担保オペなどを実施、緩和的な金融環境は維持、などと言及されたことで、153.88円まで急騰した。
 15時30分からの植田日銀総裁の記者会見を控えて、153円前後で推移している。

 ユーロ円も乱高下。15時時点では165.46円と12時時点(165.51円)と比べて5銭程度のユーロ安水準だった。日銀金融政策決定会合声明を受けたドル円と同様に、164.17円まで下落後、166.53円まで急騰し、165円台に戻した。

 ユーロドルは小動き。15時時点では1.0824ドルと12時時点(1.0826ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。円主体の値動きの中で、ユーロ円の上昇に連れて、一時1.0830ドルまでわずかに上値を伸ばしたが値動きは限られたまま。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.64円 - 153.88円
ユーロドル:1.0813ドル - 1.0830ドル
ユーロ円:164.17円 - 166.53円

(山下)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。