東京外国為替市場概況・12時 ドル円、下げ一服

 1日の東京外国為替市場でドル円は下げが一服。12時時点では149.77円とニューヨーク市場の終値(149.98円)と比べて21銭程度のドル安水準だった。仲値通過後も日米金利差縮小の思惑を背景としたドル売り・円買いの勢いが止まらず、3月以来となる148.51円まで下落。日経平均の下げ幅が一時1300円超となった事も重しとなった。ただ、売りの勢いが一服すると、149.80円付近まで買い戻された。時間外の米10年債利回りが4.05%台まで切り返したことも支えとなったか。

 ユーロ円も下げ一服。12時時点では162.14円とニューヨーク市場の終値(162.36円)と比べて22銭程度のユーロ安水準だった。本邦株安によるリスク回避の動きを背景に3月以来となる160.89円まで下落するも、売り一巡後はドル円が切り返したこともあり162.10円台まで値を戻す場面が見られた。

 ユーロドルは様子見。12時時点では1.0826ドルとニューヨーク市場の終値(1.0826ドル)とほぼ同水準だった。円主体の動きとなったこともあり、引き続き1.0820ドル台を中心とした方向感に乏しい展開となった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.51円 - 150.32円
ユーロドル:1.0822ドル - 1.0834ドル
ユーロ円:160.89円 - 162.71円


(川畑)
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