ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、戻り鈍い

 1日のニューヨーク外国為替市場でドル円は戻りが鈍い。24時時点では150.04円と22時時点(150.85円)と比べて81銭程度のドル安水準だった。22時過ぎに一時150.89円と日通し高値を付けたものの、買い戻しが一巡すると徐々に上値が重くなった。7月米ISM製造業景況指数が46.8と予想の48.8を下回り、6月米建設支出が前月比0.3%減と予想の0.2%増に反して減少したことが分かると円買い・ドル売りが活発化。米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時3.9627%前後と2月2日以来およそ半年ぶりの低水準を記録したことも相場の重しとなり、一時149.84円付近まで下押しした。

 ユーロ円も戻りが鈍かった。24時時点では161.93円と22時時点(162.87円)と比べて94銭程度のユーロ安水準。22時過ぎに一時162.89円と日通し高値を付けたものの、買い一巡後は次第に弱含んだ。ドル円と似た動きとなった。

 ユーロドルは24時時点では1.0792ドルと22時時点(1.0796ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。低調な米経済指標を受けて一時1.0818ドル付近まで上げたものの、欧米株価が軟調に推移するとリスク・オフのユーロ売り・ドル買いが出たため1.0787ドル付近まで押し戻された。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.51円 - 150.89円
ユーロドル:1.0778ドル - 1.0835ドル
ユーロ円:160.89円 - 162.89円


(中村)
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