東京外国為替市場概況・12時 ドル円、荒い動き

 2日の東京外国為替市場でドル円は荒い動きとなった。12時時点では149.57円とニューヨーク市場の終値(149.36円)と比べて21銭程度のドル高水準だった。仲値にかけて強含んだ流れが続いたほか、日経平均が下げ幅を縮小したこともあり、一時149.77円まで上値を伸ばした。その後は日経平均が前場引けに向けて下げ幅が再び拡大すると149.20円台に押し戻されるも、売り一巡後は149.60円台まで値を戻すなど、荒い値動きとなった。

 ユーロ円は下げ渋り。12時時点では161.39円とニューヨーク市場の終値(161.18円)と比べて21銭程度のユーロ高水準だった。ドル円に連れて161.59円まで値を上げるも一時的となり、日経平均の再下落が重しとなって160.90円台まで下押し。もっとも、下げの勢いが一服すると161.50円台まで切り返している。
 なお、一時2000円超安の下げ幅を記録した日経平均は1864円安で前場を終えた。

 豪ドル円も下げ一服。97.46円まで上昇後に96.90円台まで下押すが一時的となり、その後97.30円台まで切り返した。4-6月期豪卸売物価指数(PPI)は前期比・前年比ともに前回を上回る伸びとなったが、株価の大幅下落によるリスク回避ムードの中ということもあり、反応は限られた。

 ユーロドルは様子見。12時時点では1.0790ドルとニューヨーク市場の終値(1.0791ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。ユーロ円に連れて1.0794ドルまでわずかに上値を広げるも小動きの域を出なかった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.88円 - 149.77円
ユーロドル:1.0782ドル - 1.0794ドル
ユーロ円:160.65円 - 161.59円


(川畑)
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