東京外国為替市場概況・10時 ドル円、神経質な動き続く

 2日の東京外国為替市場でドル円は神経質な動きが続いた。10時時点では149.39円とニューヨーク市場の終値(149.36円)と比べて3銭程度のドル高水準だった。日米・株価指数先物の弱含みを嫌気して149円を割り込むと、148.88円までドル売り円買いが強まった。もっとも大台割れでは拾いたい向きも多く、一巡後は下値を切り上げる動きに。下げ幅を大きく広げた日経平均を眺めながら149円前半で上下する展開が続いた。東京仲値にかけて強含み、10時過ぎには149.60円まで上昇した。

 ユーロ円は安値更新後に下げ渋る。10時時点では161.21円とニューヨーク市場の終値(161.18円)と比べて3銭程度のユーロ高水準だった。日本株の大幅安を背景としたリスク回避の円買いが強まると、160.65円までユーロ安円高が進行した。しかしながら、仲値にかけてドル円同様に円売りが持ち込まれ、10時過ぎに161.41円まで反発した。
 なお日経平均は一時2000円超安まで下げ幅を広げている。

 ユーロドルは10時時点では1.0791ドルとニューヨーク市場の終値(1.0791ドル)とほぼ同水準だった。1.07ドル後半でもみ合った。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.88円 - 149.60円
ユーロドル:1.0782ドル - 1.0793ドル
ユーロ円:160.65円 - 161.41円


(小針)
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