東京外国為替市場概況・17時 ドル円 下げ渋る

 2日午後の東京外国為替市場でドル円は下げ渋る。17時時点では149.21円と15時時点(148.91円)と比べて30銭程度のドル高水準だった。日経平均が2200円超安と過去2番目の大きな下げ幅を記録しアジア株は総じてさえない動きとなり、欧州株も大幅安でスタートし、リスクオフムードが強く一時148.63円まで下値を広げた。昨日の安値148.51円を前に下げ渋ると149.30円近辺まで切り返し売りが一服するも、「日銀ショック」の余韻が残され、世界的な株安への懸念もあり、下方向への警戒感は払しょくされていない。

 ユーロ円は神経質な動き。17時時点では161.21円と15時時点(160.88円)と比べて33銭程度のユーロ高水準だった。株安を背景としたリスクオフの円買いが重しとなるなか、一時160.38円までレンジ下限を広げたが、ドル円に買い戻しが入ると161円前半に切り返した。ドル円主導で円相場全般に神経質な動きが続いている。
 
 ユーロドルは17時時点では1.0804ドルと15時時点(1.0804ドル)と比べてほぼ同水準だった。ユーロ独自の材料が乏しく、円主役の相場展開が続いていることや、今晩に米雇用統計を控えていることで、1.08ドル前後の狭いレンジ内で動意に欠ける動き。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.63円 - 149.77円
ユーロドル:1.0782ドル - 1.0809ドル
ユーロ円:160.38円 - 161.59円

(金)
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