東京外国為替市場概況・8時 ドル円、上値の重さ続く

 5日の東京外国為替市場でドル円は上値の重さが続いた。8時時点では146.28円とニューヨーク市場の終値(146.53円)と比べて25銭程度のドル安水準だった。先週一気に進んだドル安・円高の流れが持ち越され、早々に先週末安値146.42円を割り込んだ。7時頃から更に下値を試す展開となり、2月1日以来の安値となる145.99円まで下落。大台割れで達成感もでたか、一巡後は持ち直すも146.50円台では頭を抑えられた。

 ユーロ円は弱含み。8時時点では159.54円とニューヨーク市場の終値(159.91円)と比べて37銭程度のユーロ安水準だった。時間外の米株先物指数が弱く始まったことを眺め、リスク回避の円買いが進行。先週末2日安値159.71円を下抜けると、およそ半年ぶりの安値159.30円まで下げ足を速めた。下値を切り上げたドル円につれて一時下値を切り上げるも159.80円台までだった。

 ユーロドルは伸び悩み。8時時点では1.0906ドルとニューヨーク市場の終値(1.0911ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。オセアニア市場で1.0925ドルまで強含むも、2日高値1.0927ドルには届かず。その後はユーロ円の売りに引きずられて、1.0903ドルまで下押しした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.99円 - 146.66円
ユーロドル:1.0903ドル - 1.0925ドル
ユーロ円:159.30円 - 160.22円


(小針)
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