東京外国為替市場概況・10時 ドル円、急落

 5日の東京外国為替市場でドル円は急落。10時時点では145.52円とニューヨーク市場の終値(146.53円)と比べて1円1銭程度のドル安水準だった。安く始まった日経平均の下げ幅が一時2500円超に拡大するのをながめ、1月以来となる145.19円まで急落。もっとも、同株価が下げ幅を縮小すると145.60円台に切り返すなど、荒い動きとなった。
 なお、2日東京午後は0.95%台だった本邦10年債利回りは0.78%台まで急低下する場面が見られた。

 ユーロ円も急落。10時時点では158.85円とニューヨーク市場の終値(159.91円)と比べて1円6銭程度のユーロ安水準だった。本邦株安が重しとなり、2月以来となる158.47円まで下落するも、売り一巡後は159.20円付近まで切り返すなど、ドル円同様荒い値動きとなった。

 ユーロドルは小高い。10時時点では1.0916ドルとニューヨーク市場の終値(1.0911ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。時間外の米10年債利回りが3.72%前後まで低下してドル売りが優勢となるなか、1.0923ドル付近まで小幅に上昇して早朝に付けた高値に迫った。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.19円 - 146.66円
ユーロドル:1.0903ドル - 1.0925ドル
ユーロ円:158.47円 - 160.22円

(川畑)
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