東京外国為替市場概況・15時 ドル円、大幅下落

 5日午後の東京外国為替市場でドル円は大幅に下落。15時時点では142.61円と12時時点(145.13円)と比べて2円52銭程度のドル安水準だった。後場の日経平均が再び売り優勢になり、為替はリスク回避の円買いが優勢に。目立った戻しもなく、節目節目に置かれていたと思われるストップロス売りを付けながら一気に下値を広げた。144円を下抜けて、そのまま143円を割り込むと流動性が更に薄くなり、1月3日以来の安値となる142.22円まで急落した。
 その後も荒い値動きが続き、4700円超安まで暴落した日経平均を嫌気して、143.60円台を戻りの高値圏に15時過ぎには141.70円まで売り込まれた。
た。

 ユーロ円も急落。15時時点では155.61円と12時時点(158.50円)と比べて2円89銭程度のユーロ安水準だった。日本株のパニック売りが円買いを誘い、158円割れからユーロ売り円買いが止まらず、155.50円台まで下値を大きく広げた。一旦は157円台までショートカバーがあったものの、日経平均が3万1156円まで年初来安値を更新し続けたことが重しとなり、15時過ぎには154.42円まで日通し安値を更新した。

 ユーロドルは上値がやや重い。15時時点では1.0912ドルと12時時点(1.0922ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ安水準だった。1.0940ドルまでじり高になるも、ユーロ円の売りに引きずられて1.0910ドル台まで上値を切り下げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.70円 - 146.66円
ユーロドル:1.0903ドル - 1.0940ドル
ユーロ円:154.42円 - 160.22円

(小針)
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