東京外国為替市場概況・15時 ドル円、堅調

 6日午後の東京外国為替市場でドル円は堅調。15時時点では145.82円と12時時点(145.30円)と比べて52銭程度のドル高水準だった。「日銀・財務省・金融庁が午後3時から三者情報交換会合」との報道が伝わると、145.90円台まで上昇。後場に入り日経平均の上げ幅縮小をながめ145.10円台まで押し戻されるも、同株価が再び上昇すると146.10円台まで続伸するなど、荒い動きが続いた。

 ユーロ円は強含み。15時時点では159.61円と12時時点(159.13円)と比べて48銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇に連れて159.80円前後まで値を上げた後、159円を割り込むも一時的。その後は日経平均が再上昇する中で160.00円前後まで一段高となった。

 豪ドル円は強含み。94円台前半での底堅さを見せる中、豪準備銀行(RBA)は市場予想通り政策金利の4.35%据え置きを決定。声明ではタカ派的内容を維持したが、直後の反応は限定的だった。しかし、ブロックRBA総裁が会見で「理事会では利上げを検討した」などと発言すると、95.30円台まで上昇して本日高値に迫った。

 ユーロドルは弱含み。15時時点では1.0946ドルと12時時点(1.0952ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ安水準だった。円相場中心の展開が続くなか、1.0950ドル台を中心として狭いもみ合いが続いたが、15時前に1.0946ドル付近まで下押して本日安値に接近した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.63円 - 146.36円
ユーロドル:1.0944ドル - 1.0963ドル
ユーロ円:157.44円 - 160.22円

(川畑)
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