東京外国為替市場概況・17時 ドル円、上値重い

 6日午後の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。17時時点では145.29円と15時時点(145.82円)と比べて53銭程度のドル安水準だった。15時30分前に146.28円付近まで値を上げたが、本日高値の146.36円が目先のレジスタンスとして意識されると買い戻しは一服。朝方から大きく値を上げてきた反動もあって145.10円台まで押し戻された。
 なお、三村財務官は日銀・財務省・金融庁による三者会談後に「経済金融市場の動向を緊張感持って見極めていくことで一致」「為替相場の動向、しっかり注視していくことに尽きる」などと述べた。

 ユーロドルは弱含み。17時時点では1.0927ドルと15時時点(1.0946ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ安水準だった。時間外の米10年債利回りが3.87%台まで上昇幅を拡大したことをながめ、対欧州通貨などを中心にドル買いが強まった流れに沿って1.0922ドルの安値まで売りに押された。

 ユーロ円は上値が重い。17時時点では158.75円と15時時点(159.61円)と比べて86銭程度のユーロ安水準だった。15時30分前に一時160.10円付近まで上昇する場面があったものの、ドル円と同じく本日高値の160.22円には届かなかった。その後はドル円の伸び悩みやユーロドルの弱含みなどにつれて158.60円台まで失速した。
 

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.63円 - 146.36円
ユーロドル:1.0922ドル - 1.0963ドル
ユーロ円:157.44円 - 160.22円

(岩間)
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