9日香港株=続伸か、前日の米株高が支え

 9日の香港市場は続伸か。前日の米株式相場の上昇を受けた買いが先行しそうだ。前日発表された米新規失業保険申請件数が労働市場の底堅さを示し、米景気後退(リセッション)懸念が和らいだことで、香港市場でも買い安心感が強まるだろう。決算発表や業績見通しを受けた個別物色も引き続き活発と予想する。

 もっとも、ハンセン指数が心理的節目の17000ポイントを超える水準では、上値が重くなる展開がありそうだ。中国景気の先行き不透明感がくすぶるなか、中国国家統計局がきょう午前に発表する7月の物価統計が注目の材料となるだろう。

 8日のNY株式相場はダウ平均など主要3指数がそろって大幅反発した。円が対ドルで下落し、足元での株安の要因とされた「円キャリートレード」の巻き戻しへの警戒感が和らいだ。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は総じて上昇。国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)、ネット株のテンセント(00700)、アリババ集団(09988)、JDドットコム(09618)、電気自動車の理想汽車(02015)が香港終値を上回って引けた。
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