欧州マーケットダイジェスト・15日 株高・金利上昇・ドル高
(15日終値:16日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=149.08円(15日15時時点比△1.95円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.61円(△1.63円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0974ドル(▲0.0036ドル)
FTSE100種総合株価指数:8347.35(前営業日比△66.30)
ドイツ株式指数(DAX):18183.24(△297.64)
10年物英国債利回り:3.923%(△0.098%)
10年物独国債利回り:2.263%(△0.083%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
6月英国内総生産(GDP)
(前月比) 0.0% 0.4%
4-6月期英GDP速報値
(前期比) 0.6% 0.7%
(前年同期比) 0.9% 0.3%
6月英鉱工業生産
(前月比) 0.8% 0.3%・改
(前年同月比) ▲1.4% 0.4%
6月英製造業生産指数
(前月比) 1.1% 0.3%・改
6月英商品貿易収支
188.94億ポンドの赤字 185.93億ポンドの赤字・改
6月英貿易収支
53.24億ポンドの赤字 57.70億ポンドの赤字・改
7月スイス生産者輸入価格
(前月比) 0.0% 0.0%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は急伸。しばらくは147円台前半でのもみ合いが続いていたが、NY市場に入り大幅に値を上げた。7月米小売売上高や前週分の米新規失業保険申請件数など市場の関心が高かった米経済指標が予想より強い内容だったことが伝わると米景気減速への過度な懸念が和らぎ、米長期金利が大幅に上昇。日米金利差拡大を意識した円売り・ドル買いが優勢となった。22時過ぎには一時149.32円と日通し高値を付けた。
ただ、2日の高値149.77円が目先レジスタンスとして意識されると上昇は一服した。7月米鉱工業生産や8月米NAHB住宅市場指数が予想より弱い内容となったことも相場の重しとなり、148.78円付近まで下押しした。
・ユーロドルは下落。米重要指標の発表を控えて、しばらくは1.10ドル台前半でのもみ合いが続いていたが、予想を上回る米小売売上高を受けて全般ドル買いが活発化すると一時1.0950ドルまで値を下げた。ただ、その後発表の米経済指標が予想を下回ると1.0990ドル付近まで下げ渋る場面があった。
・ユーロ円は底堅い動き。この日発表の米経済指標が景気減速への過度な懸念を払しょくする内容だったことが分かるとダウ平均が一時530ドル超上昇するなど、米国株相場が堅調に推移。投資家のリスク志向が改善し円売り・ユーロ買いが優勢となった。24時前には一時163.73円と7月31日以来の高値を付けた。
なお、ナイト・セッションの日経平均先物は大証終値比1010円高の3万7660円まで上昇した。
・ロンドン株式相場は5日続伸。前日の米国株高を受けて買いが先行。この日発表の米経済指標が景気減速への過度な懸念を後退させる内容だったことが分かると投資家心理が改善し、買いが強まった。アストラゼネカやスミス・アンド・ネフューなど医薬品株が買われたほか、HSBCやバークレイズなど金融株が値上がりした。
・フランクフルト株式相場は8日続伸。この日発表の米経済指標が景気減速への過度な懸念を払しょくする内容だったことが分かると投資家心理が改善。独株にも買いが波及した。個別ではインフィニオン・テクノロジーズ(4.23%高)やドイツ銀行(3.21%高)、コメルツ銀行(3.05%高)などの上昇が目立ち、ヘンケル(0.64%安)などを除く37銘柄が上昇した。
・欧州債券相場は下落。米債安につれた。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=149.08円(15日15時時点比△1.95円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.61円(△1.63円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0974ドル(▲0.0036ドル)
FTSE100種総合株価指数:8347.35(前営業日比△66.30)
ドイツ株式指数(DAX):18183.24(△297.64)
10年物英国債利回り:3.923%(△0.098%)
10年物独国債利回り:2.263%(△0.083%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
6月英国内総生産(GDP)
(前月比) 0.0% 0.4%
4-6月期英GDP速報値
(前期比) 0.6% 0.7%
(前年同期比) 0.9% 0.3%
6月英鉱工業生産
(前月比) 0.8% 0.3%・改
(前年同月比) ▲1.4% 0.4%
6月英製造業生産指数
(前月比) 1.1% 0.3%・改
6月英商品貿易収支
188.94億ポンドの赤字 185.93億ポンドの赤字・改
6月英貿易収支
53.24億ポンドの赤字 57.70億ポンドの赤字・改
7月スイス生産者輸入価格
(前月比) 0.0% 0.0%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は急伸。しばらくは147円台前半でのもみ合いが続いていたが、NY市場に入り大幅に値を上げた。7月米小売売上高や前週分の米新規失業保険申請件数など市場の関心が高かった米経済指標が予想より強い内容だったことが伝わると米景気減速への過度な懸念が和らぎ、米長期金利が大幅に上昇。日米金利差拡大を意識した円売り・ドル買いが優勢となった。22時過ぎには一時149.32円と日通し高値を付けた。
ただ、2日の高値149.77円が目先レジスタンスとして意識されると上昇は一服した。7月米鉱工業生産や8月米NAHB住宅市場指数が予想より弱い内容となったことも相場の重しとなり、148.78円付近まで下押しした。
・ユーロドルは下落。米重要指標の発表を控えて、しばらくは1.10ドル台前半でのもみ合いが続いていたが、予想を上回る米小売売上高を受けて全般ドル買いが活発化すると一時1.0950ドルまで値を下げた。ただ、その後発表の米経済指標が予想を下回ると1.0990ドル付近まで下げ渋る場面があった。
・ユーロ円は底堅い動き。この日発表の米経済指標が景気減速への過度な懸念を払しょくする内容だったことが分かるとダウ平均が一時530ドル超上昇するなど、米国株相場が堅調に推移。投資家のリスク志向が改善し円売り・ユーロ買いが優勢となった。24時前には一時163.73円と7月31日以来の高値を付けた。
なお、ナイト・セッションの日経平均先物は大証終値比1010円高の3万7660円まで上昇した。
・ロンドン株式相場は5日続伸。前日の米国株高を受けて買いが先行。この日発表の米経済指標が景気減速への過度な懸念を後退させる内容だったことが分かると投資家心理が改善し、買いが強まった。アストラゼネカやスミス・アンド・ネフューなど医薬品株が買われたほか、HSBCやバークレイズなど金融株が値上がりした。
・フランクフルト株式相場は8日続伸。この日発表の米経済指標が景気減速への過度な懸念を払しょくする内容だったことが分かると投資家心理が改善。独株にも買いが波及した。個別ではインフィニオン・テクノロジーズ(4.23%高)やドイツ銀行(3.21%高)、コメルツ銀行(3.05%高)などの上昇が目立ち、ヘンケル(0.64%安)などを除く37銘柄が上昇した。
・欧州債券相場は下落。米債安につれた。
(中村)