今日の株式見通し-大幅高か 米国株高と円安進行が強烈な追い風に

 東京市場は大幅高か。米国株は上昇。ダウ平均は554ドル高の40563ドルで取引を終えた。注目された7月小売売上高は市場予想を上回る内容。ウォルマートの好決算も確認できたことで、景気後退に対する警戒が和らいだ。これらを受けてリスク選好ムードが高まり、3指数がそろって強い動きを見せた。米10年債利回りは大きく上昇しており、為替市場ではドル高・円安が進行。ドル円は足元149円10銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて975円高の37625円、ドル建てが1010円高の37660円で取引を終えた。

 米国株が大きく上昇し、為替も円安に振れるという、日本株には願ってもない流れ。米小売売上高がかなり弱かった場合には真逆の反応も予想されただけに、発表前には身構えていた投資家も多かったと推測される。今回の結果を受けて、買いは勢いづき、売りは手控えられることになるだろう。CME225先物は大幅高スタートを示唆している。今週はここまで強い動きが続いており、高く始まった後も下げづらく上げやすい流れが続くと予想する。日経平均の予想レンジは37300円-38000円。
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