16日香港株=反発して始まるか、米景気不安の後退が支え

 16日の香港市場は反発して始まるか。前日発表された米国の7月小売売上高は予想以上に増加し、新規失業保険申請件数が予想以上に減少した。米国の景気後退(リセッション)に対する過度な懸念が和らぎ、香港市場の地合い改善につながるだろう。15日のNY市場では米長期金利が上昇したものの、ハイテク株買いが続いており、香港の投資家も運用リスクを取りやすくなりそうだ。

 決算発表シーズンに入り、好業績を手掛かりに個別銘柄を物色する動きも引き続き活発となるだろう。きょうはハンセン指数構成銘柄のホンコン・チャイナガス(00003)、中国宏橋(01378)、サンズ・チャイナ(01928)などが2024年6月中間決算を発表する。

 15日のNY株式相場はダウ平均が大幅に3日続伸した。ハイテク株主体のナスダック総合は2.34%高と6営業日続伸。主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は4.87%上昇した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)、大型ネット株のテンセント(00700)、アリババ集団(09988)、JDドットコム(09618)が香港終値を上回って終えた。
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