NYマーケットダイジェスト・15日 株高・金利上昇・ドル高・円安
(15日終値)
ドル・円相場:1ドル=149.28円(前営業日比△1.95円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.80円(△1.55円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0972ドル(▲0.0040ドル)
ダウ工業株30種平均:40563.06ドル(△554.67ドル)
ナスダック総合株価指数:17594.50(△401.90)
10年物米国債利回り:3.91%(△0.08%)
WTI原油先物9月限:1バレル=78.16ドル(△1.18ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2492.4ドル(△12.7ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
8月米ニューヨーク連銀製造業景気指数
▲4.7 ▲6.6
7月米小売売上高
(前月比) 1.0% ▲0.2%・改
(自動車を除く前月比)0.4% 0.5%・改
8月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数
▲7.0 13.9
前週分の米新規失業保険申請件数
22.7万件 23.4万件・改
7月米輸入物価指数
(前月比) 0.1% 0.0%
7月米鉱工業生産
(前月比) ▲0.6 0.3%・改
設備稼働率 77.8% 78.4%・改
8月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数
39 41・改
6月米企業在庫
(前月比) 0.3% 0.5%
6月対米証券投資動向
短期債を含む 1075億ドル 161億ドル・改
短期債を除く 961億ドル ▲541億ドル・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は続伸。7月米小売売上高や前週分の米新規失業保険申請件数など市場の関心が高かった米経済指標が予想より強い内容だったことが伝わると米景気減速への過度な懸念が和らぎ、米長期金利が大幅に上昇。日米金利差拡大を意識した円売り・ドル買いが優勢となった。取引終了間際には一時149.39円と2日以来の高値を付けた。
なお、7月米鉱工業生産や8月米NAHB住宅市場指数が予想より弱い内容だったことが分かると、148.78円付近まで伸び悩む場面もあったが、下押しは限定的だった。
・ユーロドルは4日ぶりに反落。予想を上回る米小売売上高をきっかけに全般ドル買いが活発化すると一時1.0950ドルまで値を下げた。ただ、その後発表の米経済指標が予想を下回ると1.0990ドル付近まで下げ渋る場面があった。
なお、ムサレム米セントルイス連銀総裁はこの日開催されたイベントで「インフレと雇用に関するリスクのバランスは変化したようだ。政策金利の変更時期が近づいているかもしれない」などと話した。
・ユーロ円は4日続伸。この日発表の米経済指標が景気減速への過度な懸念を払しょくする内容だったことが分かるとダウ平均が一時580ドル超上昇するなど、米国株相場が底堅く推移。リスク・オンの円売り・ユーロ買いが優勢となり、取引終了間際に一時163.89円と7月31日以来の高値を付けた。
ナイト・セッションの日経平均先物は大証終値比1050円高の3万7700円まで上昇した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸。この日発表の米経済指標が景気減速への過度な懸念を後退させる内容だったことが分かると投資家心理が改善し、幅広い銘柄に買いが広がった。シスコシステムズが6%超上昇しダウの上げをけん引したほか、決算内容が好感されたウォルマートも6%を超す大幅上昇となった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は6日続伸した。
・米国債券相場で長期ゾーンは5日ぶりに反落。7月米小売売上高が予想より強い内容だったことが伝わると米景気減速への過度な懸念が和らぎ、相対的に安全資産とされる米国債に売りが出た。
・原油先物相場は3日ぶりに反発。この日発表された7月米小売売上高が予想を上回ったことを受け、米経済減速への過度な不安が和らぐと、原油需要が伸び悩むとの見方が後退して買いが入った。
・金先物相場は反発。緊迫化する中東情勢を背景に買いが入った。一方、予想より強い米小売指標を受けて米長期金利が上昇すると、金利の付かない資産である金の投資妙味が後退して上値を抑える場面も見られた。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=149.28円(前営業日比△1.95円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.80円(△1.55円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0972ドル(▲0.0040ドル)
ダウ工業株30種平均:40563.06ドル(△554.67ドル)
ナスダック総合株価指数:17594.50(△401.90)
10年物米国債利回り:3.91%(△0.08%)
WTI原油先物9月限:1バレル=78.16ドル(△1.18ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2492.4ドル(△12.7ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
8月米ニューヨーク連銀製造業景気指数
▲4.7 ▲6.6
7月米小売売上高
(前月比) 1.0% ▲0.2%・改
(自動車を除く前月比)0.4% 0.5%・改
8月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数
▲7.0 13.9
前週分の米新規失業保険申請件数
22.7万件 23.4万件・改
7月米輸入物価指数
(前月比) 0.1% 0.0%
7月米鉱工業生産
(前月比) ▲0.6 0.3%・改
設備稼働率 77.8% 78.4%・改
8月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数
39 41・改
6月米企業在庫
(前月比) 0.3% 0.5%
6月対米証券投資動向
短期債を含む 1075億ドル 161億ドル・改
短期債を除く 961億ドル ▲541億ドル・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は続伸。7月米小売売上高や前週分の米新規失業保険申請件数など市場の関心が高かった米経済指標が予想より強い内容だったことが伝わると米景気減速への過度な懸念が和らぎ、米長期金利が大幅に上昇。日米金利差拡大を意識した円売り・ドル買いが優勢となった。取引終了間際には一時149.39円と2日以来の高値を付けた。
なお、7月米鉱工業生産や8月米NAHB住宅市場指数が予想より弱い内容だったことが分かると、148.78円付近まで伸び悩む場面もあったが、下押しは限定的だった。
・ユーロドルは4日ぶりに反落。予想を上回る米小売売上高をきっかけに全般ドル買いが活発化すると一時1.0950ドルまで値を下げた。ただ、その後発表の米経済指標が予想を下回ると1.0990ドル付近まで下げ渋る場面があった。
なお、ムサレム米セントルイス連銀総裁はこの日開催されたイベントで「インフレと雇用に関するリスクのバランスは変化したようだ。政策金利の変更時期が近づいているかもしれない」などと話した。
・ユーロ円は4日続伸。この日発表の米経済指標が景気減速への過度な懸念を払しょくする内容だったことが分かるとダウ平均が一時580ドル超上昇するなど、米国株相場が底堅く推移。リスク・オンの円売り・ユーロ買いが優勢となり、取引終了間際に一時163.89円と7月31日以来の高値を付けた。
ナイト・セッションの日経平均先物は大証終値比1050円高の3万7700円まで上昇した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸。この日発表の米経済指標が景気減速への過度な懸念を後退させる内容だったことが分かると投資家心理が改善し、幅広い銘柄に買いが広がった。シスコシステムズが6%超上昇しダウの上げをけん引したほか、決算内容が好感されたウォルマートも6%を超す大幅上昇となった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は6日続伸した。
・米国債券相場で長期ゾーンは5日ぶりに反落。7月米小売売上高が予想より強い内容だったことが伝わると米景気減速への過度な懸念が和らぎ、相対的に安全資産とされる米国債に売りが出た。
・原油先物相場は3日ぶりに反発。この日発表された7月米小売売上高が予想を上回ったことを受け、米経済減速への過度な不安が和らぐと、原油需要が伸び悩むとの見方が後退して買いが入った。
・金先物相場は反発。緊迫化する中東情勢を背景に買いが入った。一方、予想より強い米小売指標を受けて米長期金利が上昇すると、金利の付かない資産である金の投資妙味が後退して上値を抑える場面も見られた。
(中村)