19日香港株=続伸して始まるか、米株高を好感

 週明け19日の香港市場は続伸して始まるか。米連邦準備理事会(FRB)が9月に利下げを開始するとの観測が続くなか、前週末に米株式相場が上昇し、運用リスクを取りやすくなりそうだ。16日に米長期金利の指標となる米10年債利回りが前日比0.03%低い3.88%で終えたことも投資家心理を支えると予想する。

 決算発表シーズンに入り、業績を手掛かりに個別銘柄を物色する動きは引き続き活発だろう。きょうはハンセン指数構成銘柄の華潤ビール(00291)と恒安国際集団(01044)が2024年6月中間決算を発表する。

 もっとも、ハンセン指数の前週末終値は7月23日以来およそ3週間ぶりの高値とあって、いったん利益を確定する売りが出やすい。買い一巡後は上値が重い展開があり得る。

 16日のNY株式相場はダウ平均が4日続伸。S&P500とナスダック総合はともに7営業日続伸となった。米ミシガン大学同日が発表した8月の消費者態度指数(速報値)が予想以上に強い結果となり、米国経済のソフトランディング期待が続いた。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、大型ネット株のアリババ集団(09988)、JDドットコム(09618)、テンセント(00700)と英金融大手HSBC(00005)、電気自動車の理想汽車(02015)が香港終値を上回った。一方、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が下回って終えた。

(小針)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。