東京マーケットダイジェスト・19日 円大幅高・株大幅安

(19日15時時点)
ドル円:1ドル=145.42円(前営業日NY終値比▲2.21円)
ユーロ円:1ユーロ=160.65円(▲2.15円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1047ドル(△0.0020ドル)
日経平均株価:37388.62円(前営業日比▲674.05円)
東証株価指数(TOPIX):2641.14(▲37.46)
債券先物9月物:144.72円(▲0.11円)
新発10年物国債利回り:0.885%(△0.015%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.25500%(▲0.00300%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
    <発表値>     <前回発表値>
6月機械受注(船舶・電力除く民需)
前月比    2.1%     ▲3.2%
前年同月比 ▲1.7%     10.8%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は大幅安。週明けから買いが先行すると148.05円まで値を上げたものの、本邦勢が参入すると次第に上値を切り下げる展開となった。21日に米労働省労働統計局(BLS)が公表する年次改定値の暫定値で、2023年4月から24年3月までの1年間における非農業部門雇用者数変化が大幅に下方修正される見方が広がったことで売りが優勢に。
 「セブン&アイ・ホールディングスがカナダのコンビニエンスストア大手、アリマンタシォン・クシュタールから買収提案を受けた」との一部報道を受けて、市場では「M&Aに絡んだ思惑も円高要因の一つになった」との指摘があったほか、日経平均株価が740円超下落したことも売りに拍車をかけ、一時145.19円と7日以来の安値を付けた。

・ユーロ円も大幅に下落。米非農業部門雇用者数の大幅下方修正への思惑からドル円が急落するにつれたほか、日本株安で円が全面高となった流れに沿った。ユーロ円は160.44円まで下落したほか、ポンド円は188.27円、豪ドル円は96.99円、カナダドル円は106.22円まで大きく値を下げた。

・ユーロドルは強含み。ドル円の急落に伴う買いが入ったほか、上昇して始まった時間外の米10年債利回りが一転低下したことも支えとなった。14日高値の1.1047ドルを上抜けて1.1050ドルと昨年12月29日以来の高値を更新した。

・日経平均株価は6営業日ぶりに反落。外国為替市場での円高を背景に機械や自動車株など輸出関連株を中心に幅広い銘柄で売りが優勢となった。指数は一時740円超下げ幅を広げた。

・債券先物相場は続落。前週末の夜間取引で失速した流れを引き継いで売りが先行。その後もじりじりと売りに押される展開が続き、一時144.54円まで下落した。


(越後)
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