NYマーケットダイジェスト・19日 株高・金利低下・ドル安
(19日終値)
ドル・円相場:1ドル=146.59円(前営業日比▲1.04円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=162.50円(▲0.30円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1085ドル(△0.0058ドル)
ダウ工業株30種平均:40896.53ドル(△236.77ドル)
ナスダック総合株価指数:17876.77(△245.05)
10年物米国債利回り:3.87%(▲0.01%)
WTI原油先物9月限:1バレル=74.37ドル(▲2.28ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2541.3ドル(△3.5ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
7月米景気先行指標総合指数
(前月比) ▲0.6% ▲0.2%
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは続伸。欧米株価の上昇を背景にリスク・オンのユーロ買い・ドル売りが先行。7月米景気先行指標総合指数が前月比0.6%低下と予想の0.3%低下を下回るとユーロ買い・ドル売りが活発化し、5時前に一時1.1086ドルと年初来高値を更新した。
一時は3.9073%前後まで上昇した米10年債利回りが低下に転じたことも相場の支援材料となった。市場では「米労働省が21日に公表する年次改定で過去の雇用統計を下方修正する」との見方が浮上。米金利低下の一因となった。
主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時101.85と1月2日以来の低水準を付けた。
・ドル円は続落。東京市場ではM&A(合併・買収)に絡んだ思惑的な円買いが観測されて一時145.19円と7日以来の安値まで急落したものの、NY市場では下値の堅さが目立った。欧米株相場の上昇を手掛かりにリスク・オンの円売りが出ると一時146.71円付近まで値を戻した。ただ、予想を下回る米経済指標や米金利低下が相場の重しとなったため、戻りは限定的となった。
・ユーロ円は続落したものの、下値は堅かった。東京市場では一時160.42円まで下落したものの、NY市場に入ると買い戻しが優勢となり、5時30分過ぎに162.58円付近まで下げ渋った。欧米株高やユーロドルの上昇に伴う円売り・ユーロ買いが出た。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は5日続伸。前週発表された米経済指標を受けて景気悪化への過度な懸念が後退する中、株を買う動きが続いた。ただ、足もとで相場上昇が続いていることから利食い売りなども出やすく、上値は限定的だった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は8日続伸。エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が堅調に推移し、4%超上げた。
・米国債券相場で長期ゾーンは小幅続伸。7月米景気先行指標総合指数が予想を下回ると買いがやや優勢となったが、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演など週内の重要イベントを前に大きな方向感が出なかった。
・原油先物相場は続落。エネルギー消費大国である中国の景気減速による石油需要減退への懸念が重しとなるなか、7月米景気先行指標総合指数の予想比下振れも売りを後押した。また、パレスチナ自治区ガザでの停戦をめぐり米国の提案に基づき今週交渉が再開される見込みで、停戦による供給リスクの軽減期待も上値を圧迫した。
・金先物相場は3日続伸。小幅ながら続伸し、史上最高値更新の動きが継続した。利食い売りが先行したが、予想比下振れの7月米景気先行指標総合指数を受けて米長期金利が低下し、ドルが重い動きとなったことが支援材料となり上昇して取引を終えた。また、中国人民銀行(中央銀行)が複数の国有銀行に新たな金輸入枠割り当てたとの報道も買いを後押した。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=146.59円(前営業日比▲1.04円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=162.50円(▲0.30円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1085ドル(△0.0058ドル)
ダウ工業株30種平均:40896.53ドル(△236.77ドル)
ナスダック総合株価指数:17876.77(△245.05)
10年物米国債利回り:3.87%(▲0.01%)
WTI原油先物9月限:1バレル=74.37ドル(▲2.28ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2541.3ドル(△3.5ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
7月米景気先行指標総合指数
(前月比) ▲0.6% ▲0.2%
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは続伸。欧米株価の上昇を背景にリスク・オンのユーロ買い・ドル売りが先行。7月米景気先行指標総合指数が前月比0.6%低下と予想の0.3%低下を下回るとユーロ買い・ドル売りが活発化し、5時前に一時1.1086ドルと年初来高値を更新した。
一時は3.9073%前後まで上昇した米10年債利回りが低下に転じたことも相場の支援材料となった。市場では「米労働省が21日に公表する年次改定で過去の雇用統計を下方修正する」との見方が浮上。米金利低下の一因となった。
主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時101.85と1月2日以来の低水準を付けた。
・ドル円は続落。東京市場ではM&A(合併・買収)に絡んだ思惑的な円買いが観測されて一時145.19円と7日以来の安値まで急落したものの、NY市場では下値の堅さが目立った。欧米株相場の上昇を手掛かりにリスク・オンの円売りが出ると一時146.71円付近まで値を戻した。ただ、予想を下回る米経済指標や米金利低下が相場の重しとなったため、戻りは限定的となった。
・ユーロ円は続落したものの、下値は堅かった。東京市場では一時160.42円まで下落したものの、NY市場に入ると買い戻しが優勢となり、5時30分過ぎに162.58円付近まで下げ渋った。欧米株高やユーロドルの上昇に伴う円売り・ユーロ買いが出た。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は5日続伸。前週発表された米経済指標を受けて景気悪化への過度な懸念が後退する中、株を買う動きが続いた。ただ、足もとで相場上昇が続いていることから利食い売りなども出やすく、上値は限定的だった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は8日続伸。エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が堅調に推移し、4%超上げた。
・米国債券相場で長期ゾーンは小幅続伸。7月米景気先行指標総合指数が予想を下回ると買いがやや優勢となったが、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演など週内の重要イベントを前に大きな方向感が出なかった。
・原油先物相場は続落。エネルギー消費大国である中国の景気減速による石油需要減退への懸念が重しとなるなか、7月米景気先行指標総合指数の予想比下振れも売りを後押した。また、パレスチナ自治区ガザでの停戦をめぐり米国の提案に基づき今週交渉が再開される見込みで、停戦による供給リスクの軽減期待も上値を圧迫した。
・金先物相場は3日続伸。小幅ながら続伸し、史上最高値更新の動きが継続した。利食い売りが先行したが、予想比下振れの7月米景気先行指標総合指数を受けて米長期金利が低下し、ドルが重い動きとなったことが支援材料となり上昇して取引を終えた。また、中国人民銀行(中央銀行)が複数の国有銀行に新たな金輸入枠割り当てたとの報道も買いを後押した。
(中村)