東京外国為替市場概況・8時 ドル円、もみ合い

 20日の東京外国為替市場でドル円はもみ合い。8時時点では146.63円とニューヨーク市場の終値(146.59円)と比べて4銭程度のドル高水準だった。前日終値付近でのもみ合いとなった。週明けから値幅を伴った荒い値動きとなっており、本日も注意が必要。まずは本邦勢の本格参入後の流れを見極めたいところだ。目先は昨日アジア時間の下げ幅に対する61.8%戻し水準が146.96円付近に位置していることもあり、海外時間からの買い戻しの流れに沿って147円台を回復できるか注目となりそうだ。

 ユーロドルは小動き。8時時点では1.1085ドルとニューヨーク市場の終値(1.1085ドル)とほぼ同水準だった。1.1080ドル台での小動きとなった。なお、レーン・フィンランド中銀総裁はNYのイベントで「ユーロ圏の成長低迷は9月欧州中央銀行(ECB)理事会での利下げ根拠を強める」との見解を示したが、目立った反応は見られていない。

 ユーロ円は8時時点では162.54円とニューヨーク市場の終値(162.50円)と比べて4銭程度のユーロ高水準。162円台半ばで方向感を欠いた。日本株の取引開始や本邦勢の参入待ちの様相だ。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.55円 - 146.67円
ユーロドル:1.1081ドル - 1.1088ドル
ユーロ円:162.42円 - 162.60円

(岩間)
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