東京外国為替市場概況・17時 ドル円、買い戻し

 19日午後の東京外国為替市場でドル円は買い戻し。17時時点では146.08円と15時時点(145.42円)と比べて66銭程度のドル高水準だった。カナダ・コンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールによるセブン&アイ・ホールディングスの買収報道に伴ってM&Aに絡んだ思惑的な円買いが観測されたほか、引き続き過去の米雇用統計の大幅下方修正への警戒感も売りを促す形で一時145.19円と7日以来の安値を付けた。
 ただ、東京市場だけで高値から3円弱下落したこともあり、反動から欧州勢が参入し始めるといったんショートカバーの動きに。ナイト・セッションの日経平均先物が300円反発したことも支えに146.20円台まで切り返した。

 ユーロ円も買い戻し。17時時点では161.31円と15時時点(160.65円)と比べて66銭程度のユーロ高水準だった。一時160.42円まで売り込まれる場面も見られたが、一巡後は161円台半ばまで持ち直すなど、総じてドル円につれた展開となった。

 ユーロドルは17時時点では1.1042ドルと15時時点(1.1047ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。1.1050ドルまで本日高値をわずかに更新したが、円相場が主導したため動きは鈍かった。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:145.19円 - 148.05円
ユーロドル:1.1014ドル - 1.1050ドル
ユーロ円:160.42円 - 163.45円

(越後)
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