東京外国為替市場概況・10時 ドル円、上値が重い

 20日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。10時時点では146.34円とニューヨーク市場の終値(146.59円)と比べて25銭程度のドル安水準だった。昨日NY時間の高値146.71円を超えると、買いの勢いを強めて146.87円まで上昇。もっとも9時頃から断続的にドル売り円買いフローが持ち込まれると、あっさりと上値を切り下げ、一時146.21円まで下落した。高寄りした日経平均が上げ幅を拡大した場面での戻しも146.50円台までに留まり、10時過ぎには146.04円まで下値を広げた。

 ユーロ円は失速。10時時点では162.17円とニューヨーク市場の終値(162.50円)と比べて33銭程度のユーロ安水準。ドル円が上値を試したタイミングで162.78円までつれ高となるも、そのドル円が軟調に転じると売り戻しが強まった。162.08円まで下落後の戻しも162.30円台までとなり、10時過ぎには161.90円まで下値を広げた。

 ユーロドルはやや伸び悩み。10時時点では1.1082ドルとニューヨーク市場の終値(1.1085ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。1.1088ドルまで買われて年初来高値を更新するも、昨年12月下旬以来の1.11ドル台を攻めるほどの勢いは強まらなかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.04円 - 146.87円
ユーロドル:1.1080ドル - 1.1088ドル
ユーロ円:161.90円 - 162.78円


(小針)
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