東京外国為替市場概況・10時 ドル円、不安定な値動き

 21日の東京外国為替市場でドル円は不安定な値動き。10時時点では145.45円とニューヨーク市場の終値(145.26円)と比べて19銭程度のドル高水準だった。145円台前半を中心とするレンジ内で神経質に上下。9時過ぎに145.48円まで上昇した後、いったんは144.94円まで売りに押されたが、その後は仲値に向けた本邦実需勢の買いが観測される中で145.55円まで再び買い戻しが入った。特に新規の取引材料が伝わったわけではないが、アジア時間から値幅を伴った不安定な動きが続いている。

 ユーロ円も神経質な展開。10時時点では161.85円とニューヨーク市場の終値(161.67円)と比べて18銭程度のユーロ高水準だった。ドル円と同じく161円台半ばを挟んだ水準で神経質に上下した。ただ、一時450円超安まで下落した日経平均株価が下げ幅を縮小していることもあり、足もとでは下値の堅さが目立っている。

 ユーロドルは小動き。10時時点では1.1127ドルとニューヨーク市場の終値(1.1130ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。円絡みの取引が中心となったため、1.1130ドル前後での小動きが続いた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.94円 - 145.55円
ユーロドル:1.1125ドル - 1.1133ドル
ユーロ円:161.36円 - 161.94円

(岩間)
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