ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、底堅い

 22日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅い。24時時点では146.23円と22時時点(146.04円)と比べて19銭程度のドル高水準だった。NY勢参入後もドル買いの流れが継続すると、23時30分前に一時146.53円と日通し高値を更新した。7月米中古住宅販売件数が予想を上回ったことも相場の支援材料。ただ、前日の高値146.77円を上抜けることは出来なかった。
 なお、コリンズ米ボストン連銀総裁はこの日、「データが利下げのペースを導く」「雇用統計の修正にもかかわらず、労働市場は健全」「段階的な利下げが適切になるだろう」と述べたほか、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁は「データが予想通りなら9月利下げを支持する」などと語った。

 ユーロドルは弱含み。24時時点では1.1114ドルと22時時点(1.1140ドル)と比べて0.0026ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の指標となる米10年債利回りが3.86%台まで上昇するとユーロ売り・ドル買いが先行。前日の安値1.1100ドルを下抜けて一時1.1098ドルまで値を下げた。

 ユーロ円はもみ合い。24時時点では162.52円と22時時点(162.69円)と比べて17銭程度のユーロ安水準。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.85円 - 146.53円
ユーロドル:1.1098ドル - 1.1164ドル
ユーロ円:161.48円 - 162.91円


(中村)
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