欧州マーケットダイジェスト・22日 株高・金利上昇・ドル高
(22日終値:23日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=146.30円(22日15時時点比△1.04円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=162.44円(△0.58円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1103ドル(▲0.0040ドル)
FTSE100種総合株価指数:8288.00(前営業日比△4.57)
ドイツ株式指数(DAX):18493.39(△44.44)
10年物英国債利回り:3.960%(△0.069%)
10年物独国債利回り:2.244%(△0.053%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
8月仏製造業PMI速報値
42.1 44.0
8月仏サービス部門PMI速報値
55.0 50.1
8月独製造業PMI速報値
42.1 43.2
8月独サービス部門PMI速報値
51.4 52.5
8月ユーロ圏製造業PMI速報値
45.6 45.8
8月ユーロ圏サービス部門PMI速報値
53.3 51.9
8月英製造業PMI速報値
52.5 52.1
8月英サービス部門PMI速報値
53.3 52.5
8月ユーロ圏消費者信頼感指数
(速報値) ▲13.4 ▲13.0
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは頭が重かった。8月仏サービス部門PMI速報値が予想を上回るとユーロ買い・ドル売りが先行し一時1.1164ドルと日通し高値を付けたものの、前日に付けた年初来高値1.1174ドルがレジスタンスとして働くと失速した。8月独製造業・サービス部門PMI速報値が予想を下回ったことも相場の重しとなった。
NYの取引時間帯に入ると、シュミッド米カンザスシティー連銀総裁が「利下げを支持する前にさらなるデータを見る必要がある」と発言したことや米長期金利の上昇などを手掛かりに全般ドル買いが活発化。前日の安値1.1100ドルを下抜けて一時1.1098ドルまで値を下げた。
・ドル円は底堅い動き。対ユーロ中心にドル買いが進むと、円に対してもドル買いが先行。NY市場ではシュミッド米カンザスシティー連銀総裁の発言などを理由にドル買いが活発化した。7月米中古住宅販売件数が予想を上回ったこともドル買いを促すと、23時30分前に一時146.53円と日通し高値を更新した。米長期金利の指標となる米10年債利回りが3.87%台まで上昇したことも相場の支援材料。
もっとも、前日の高値146.77円がレジスタンスとして意識されると、145.88円付近まで伸び悩む場面があった。
なお、コリンズ米ボストン連銀総裁は「データが利下げのペースを導く」「雇用統計の修正にもかかわらず、労働市場は健全」「段階的な利下げが適切になるだろう」と述べたほか、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁は「データが予想通りなら9月利下げを支持する」などと語った。
・ユーロ円は持ち直した。予想を下回る独PMI速報値などが相場の重しとなり、日本時間夕刻に一時161.48円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。23時前には一時162.91円と日通し高値を更新した。ドル円の上昇につれた円売り・ユーロ買いが出た。
・ロンドン株式相場は小幅ながら続伸。前日の米国株相場の上昇を受けて買いが先行したものの、明日23日に予定されているパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を見極めたいとの雰囲気が強く、積極的に上値を追う展開にはならなかった。ユニリーバやテスコなど生活必需品株が買われたほか、コンパス・グループやJDスポーツ・ファッションなど一般消費財サービスが値上がりした。
・フランクフルト株式相場は小幅続伸。前日の米国株相場の上昇を受けて、独株にも買いが入った。ただ、カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」でパウエルFRB議長が講演するのを明日に控えて、様子見の投資家も多かった。個別ではドイツ銀行(4.03%高)やコメルツ銀行(2.12%高)、シーメンス・エナジー(1.66%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は下落。米債安につれた。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=146.30円(22日15時時点比△1.04円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=162.44円(△0.58円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1103ドル(▲0.0040ドル)
FTSE100種総合株価指数:8288.00(前営業日比△4.57)
ドイツ株式指数(DAX):18493.39(△44.44)
10年物英国債利回り:3.960%(△0.069%)
10年物独国債利回り:2.244%(△0.053%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
8月仏製造業PMI速報値
42.1 44.0
8月仏サービス部門PMI速報値
55.0 50.1
8月独製造業PMI速報値
42.1 43.2
8月独サービス部門PMI速報値
51.4 52.5
8月ユーロ圏製造業PMI速報値
45.6 45.8
8月ユーロ圏サービス部門PMI速報値
53.3 51.9
8月英製造業PMI速報値
52.5 52.1
8月英サービス部門PMI速報値
53.3 52.5
8月ユーロ圏消費者信頼感指数
(速報値) ▲13.4 ▲13.0
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは頭が重かった。8月仏サービス部門PMI速報値が予想を上回るとユーロ買い・ドル売りが先行し一時1.1164ドルと日通し高値を付けたものの、前日に付けた年初来高値1.1174ドルがレジスタンスとして働くと失速した。8月独製造業・サービス部門PMI速報値が予想を下回ったことも相場の重しとなった。
NYの取引時間帯に入ると、シュミッド米カンザスシティー連銀総裁が「利下げを支持する前にさらなるデータを見る必要がある」と発言したことや米長期金利の上昇などを手掛かりに全般ドル買いが活発化。前日の安値1.1100ドルを下抜けて一時1.1098ドルまで値を下げた。
・ドル円は底堅い動き。対ユーロ中心にドル買いが進むと、円に対してもドル買いが先行。NY市場ではシュミッド米カンザスシティー連銀総裁の発言などを理由にドル買いが活発化した。7月米中古住宅販売件数が予想を上回ったこともドル買いを促すと、23時30分前に一時146.53円と日通し高値を更新した。米長期金利の指標となる米10年債利回りが3.87%台まで上昇したことも相場の支援材料。
もっとも、前日の高値146.77円がレジスタンスとして意識されると、145.88円付近まで伸び悩む場面があった。
なお、コリンズ米ボストン連銀総裁は「データが利下げのペースを導く」「雇用統計の修正にもかかわらず、労働市場は健全」「段階的な利下げが適切になるだろう」と述べたほか、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁は「データが予想通りなら9月利下げを支持する」などと語った。
・ユーロ円は持ち直した。予想を下回る独PMI速報値などが相場の重しとなり、日本時間夕刻に一時161.48円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。23時前には一時162.91円と日通し高値を更新した。ドル円の上昇につれた円売り・ユーロ買いが出た。
・ロンドン株式相場は小幅ながら続伸。前日の米国株相場の上昇を受けて買いが先行したものの、明日23日に予定されているパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を見極めたいとの雰囲気が強く、積極的に上値を追う展開にはならなかった。ユニリーバやテスコなど生活必需品株が買われたほか、コンパス・グループやJDスポーツ・ファッションなど一般消費財サービスが値上がりした。
・フランクフルト株式相場は小幅続伸。前日の米国株相場の上昇を受けて、独株にも買いが入った。ただ、カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」でパウエルFRB議長が講演するのを明日に控えて、様子見の投資家も多かった。個別ではドイツ銀行(4.03%高)やコメルツ銀行(2.12%高)、シーメンス・エナジー(1.66%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は下落。米債安につれた。
(中村)