23日香港株=反落か、米FRB議長講演前に持ち高整理

 23日の香港市場は、前日の米株安の流れを引き継いで反落か。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長がカンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)で23日に講演するとあって、持ち高調整の売りが出そうだ。前週末以降に低下が続いていた米長期金利が22日に上昇に転じたことも、地合いの悪化につながるだろう。

 決算発表のピーク期に入り、業績を手掛かりとする売買が引き続き活発と予想される。きょうはハンセン指数構成銘柄のシノペック(00386)、龍湖集団(00960)、新奥能源(02688)、紫金鉱業集団(02899)が2024年6月中間決算を発表する。

 22日のNY株式相場はダウ平均が反落。ハイテク株主体のナスダック総合も大幅反落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、金融株のAIAグループ(01299)、中国工商銀行(01398)、中国建設銀行(00939)、中国インターネットサービス大手のテンセント(00700)、中国スマートフォン大手の小米集団(01810)が香港終値を下回った半面、英金融大手のHSBC(00005)、医薬品関連の石薬集団(01093)と薬明生物技術(02269)が上回って終えた。
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