東京外国為替市場概況・10時 ドル円、神経質な値動き

 23日の東京外国為替市場でドル円は神経質な値動き。10時時点では146.07円とニューヨーク市場の終値(146.29円)と比べて22銭程度のドル安水準だった。衆院財務金融委員会で植田日銀総裁の意見聴取が進むなか、146.10円を挟んだレンジ内で不安定に上下した。なお、日銀総裁は「内外市場は引き続き不安定で高い緊張感を持って注視」「経済・物価見通し実現の確度の高まりが確認できれば、緩和調整との基本姿勢は変わらない」「金融資本市場が経済・物価に及ぼす影響や、7月利上げの影響を見極める」などの見解を示した。

 ユーロ円も神経質な値動き。10時時点では162.42円とニューヨーク市場の終値(162.56円)と比べて14銭程度のユーロ安水準だった。円相場が全般に不安定な動きとなった流れに沿って、162円台半ばを挟んだ水準で上下した。

 ユーロドルは小高い。10時時点では1.1119ドルとニューヨーク市場の終値(1.1112ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。昨日の引けにかけて売りが進んだ反動から1.1122ドルまでわずかに値を上げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.92円 - 146.34円
ユーロドル:1.1108ドル - 1.1122ドル
ユーロ円:162.28円 - 162.62円

(岩間)
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