欧州マーケットダイジェスト・26日 株安・金利上昇・円安

(26日終値:27日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=144.52円(26日15時時点比△0.47円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=161.42円(△0.38円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1169ドル(▲0.0010ドル)
FTSE100種総合株価指数:休場
ドイツ株式指数(DAX):18617.02(前営業日比▲16.08)
10年物英国債利回り:休場
10年物独国債利回り:2.248%(△0.023%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>    <前回発表値>
8月独Ifo企業景況感指数
        86.6       87.0

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ユーロドルは弱含み。8月独Ifo企業景況感指数は86.6と予想の86.0を上回ったものの、先週末同様に1.12ドル近辺で上値が抑えられると持ち高調整目的の売りが優勢になった。22時過ぎには一時1.1150ドルと日通し安値を更新した。ただ、本日はサマーバンクホリデーの祝日で英国市場が休場となったことから市場参加者も少なく、値動きは限定的だった。24時前には1.1179ドル付近まで下げ渋った。

・ドル円はじり高。対ユーロなどでドル買いが進んだ影響を受けた。米長期金利が上昇に転じたタイミングで円売り・ドル買いが強まると一時144.60円と日通し高値を更新した。もっとも、前週末のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言を受けてFRBによる9月利下げ転換が改めて意識される中、一本調子で上昇する展開にはならなかった。

・ユーロ円は持ち直した。22時過ぎに一時本日安値となる160.51円まで値を下げたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢となり161.48円付近まで持ち直した。ただ、アジア時間に付けた日通し高値161.55円を上抜けることは出来なかった。

・ロンドン株式相場はサマー・バンク・ホリデーのため休場となった。

・フランクフルト株式相場は4日ぶりに小反落。足もとで相場上昇が続いたあとだけに持ち高調整目的の売りが出た。ただ、本日はサマーバンクホリデーの祝日で英国市場が休場だったことから、市場参加者も少なく値動きは限定的だった。個別ではキアゲン(2.38%安)やバイエル(1.11%安)、MTUエアロ・エンジンズ(0.79%安)などの下げが目立った。

・欧州債券相場は下落。

(中村)
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