東京マーケットダイジェスト・5日 円底堅い・株安

(5日15時時点)
ドル円:1ドル=143.39円(前営業日NY終値比▲0.35円)
ユーロ円:1ユーロ=158.88円(▲0.42円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1080ドル(▲0.0002ドル)
日経平均株価:36657.09円(前営業日比▲390.52円)
東証株価指数(TOPIX):2620.76(▲12.73)
債券先物9月物:144.94円(△0.12円)
新発10年物国債利回り:0.870%(▲0.015%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.25500%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)    
      <発表値>   <前回発表値>
7月毎月勤労統計(現金給与総額)
前年同月比  3.6%       4.5%
対外対内証券売買契約等の状況(前週)
対外中長期債
   1兆6405億円の取得超 1兆5555億円の所得超・改
対内株式
    8244億円の処分超  4426億円の処分超・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は戻りが鈍い。前日からの流れを引き継いで売りが入り、一時143.19円まで値を下げた。その後は5・10日(ゴトー日)の仲値に向けた買いが観測されたほか、安く始まった日経平均株価が下げ幅を縮小したこともあり、143.91円まで反発。高田日銀審議委員が金利引き上げに関して市場動向に配慮する姿勢を示したことも買い戻しを促した面があった。ただ、午後に入ると日本株が再び下落したことで次第に上値が重くなり、143.20円台まで押し戻された。

・ユーロ円も戻りが鈍い。朝方に158.71円まで下げた後、いったんは159.46円まで反発したが、買い戻しが一巡するとドル円や日本株の動向をながめながら158.70円台まで上値を切り下げた。

・ユーロドルは小動き。1.1080ドルを挟んだ狭いレンジ内で方向感が出なかった。

・日経平均株価は3日続落。昨日の米国株式市場でエヌビディアなど一部ハイテク株が下落し、東京市場でも半導体関連株の一角が売りに押された。外国為替市場で円高が進行したことも輸出関連株の重しとなり、指数は一時690円近く下押し。その後は押し目買いが入ったため、いったんはプラス圏に浮上する場面もあったが、後場に入ると株価指数先物主導で再び軟調に推移した。

・債券先物相場は続伸。前日の米国債券相場が上昇した流れを引き継いで買いが先行した。また、30年物国債入札を無難に消化したことも買い安心感につながった。

(岩間)
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