欧州マーケットダイジェスト・4日 株安・金利低下・ドル安・円高
(4日終値:5日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=144.08円(4日15時時点比▲1.08円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=159.43円(▲1.09円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1066ドル(△0.0008ドル)
FTSE100種総合株価指数:8269.60(前営業日比▲28.86)
ドイツ株式指数(DAX):18591.85(▲155.26)
10年物英国債利回り:3.935%(▲0.055%)
10年物独国債利回り:2.224%(▲0.053%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
8月仏サービス部門PMI改定値
55.0 55.0
8月独サービス部門PMI改定値
51.2 51.4
8月ユーロ圏サービス部門PMI改定値
52.9 53.3
8月英サービス部門PMI改定値
53.7 53.3
7月ユーロ圏卸売物価指数(PPI)
(前月比) 0.8% 0.6%・改
(前年比) ▲2.1% ▲3.3%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は軟調。しばらくは145.00円を挟んだもみ合いの展開が続いていたが、NYの取引時間帯に入ると下落した。市場の注目が集まっていた7月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が767.3万件と予想の810.0万件を下回ったうえ、前月の数値が下方修正されたことが分かると、米金融当局による大幅利下げ観測が高まった。米長期金利が低下し、全般ドル売りが優勢となった。アジア時間の安値144.76円を下抜けて一時143.95円まで値を下げた。市場では「米連邦準備理事会(FRB)が今月17-18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50%の利下げに踏み切るハードルを下げるものだった」との声が聞かれた。
米長期金利の指標となる米10年債利回りは一時3.7684%前後まで低下した。
・ユーロドルは堅調。しばらくは1.10ドル台半ばでのもみ合いが続いていたが、低調な米雇用指標をきっかけに全般ドル売りが優勢になると、24時前に一時1.1095ドルと日通し高値を更新した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時101.24まで低下した。
・ユーロ円はさえない。ユーロドルの上昇につれた買いが入った半面、ドル円の下落につれた売りが出た。3時過ぎに一時159.37円と8月8日以来約1カ月ぶりの安値を付けた。
米景気先行き懸念などを背景に前日の米株式相場は大幅に下落。これを受けて本日の日本株相場も急落しており、リスク・オフの円買いも入りやすかった。
・ロンドン株式相場は4日続落。前日の米国株相場や本日のアジア株相場が下落したことを受けて、英株にも売りが波及した。アストラゼネカやスミス・アンド・ネフューなど医薬品株が売られたほか、BPやシェルなどエネルギー株が値下がりした。リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株も軟調だった。
・フランクフルト株式相場は続落。前日の米国や本日のアジアでの株価下落を受けて投資家心理が悪化すると、独株にも売りが出た。個別ではインフィニオン・テクノロジーズ(3.82%安)やダイムラー・トラック・ホールディング(3.29%安)、コメルツ銀行(2.71%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は上昇した。米債高につれた。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=144.08円(4日15時時点比▲1.08円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=159.43円(▲1.09円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1066ドル(△0.0008ドル)
FTSE100種総合株価指数:8269.60(前営業日比▲28.86)
ドイツ株式指数(DAX):18591.85(▲155.26)
10年物英国債利回り:3.935%(▲0.055%)
10年物独国債利回り:2.224%(▲0.053%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
8月仏サービス部門PMI改定値
55.0 55.0
8月独サービス部門PMI改定値
51.2 51.4
8月ユーロ圏サービス部門PMI改定値
52.9 53.3
8月英サービス部門PMI改定値
53.7 53.3
7月ユーロ圏卸売物価指数(PPI)
(前月比) 0.8% 0.6%・改
(前年比) ▲2.1% ▲3.3%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は軟調。しばらくは145.00円を挟んだもみ合いの展開が続いていたが、NYの取引時間帯に入ると下落した。市場の注目が集まっていた7月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が767.3万件と予想の810.0万件を下回ったうえ、前月の数値が下方修正されたことが分かると、米金融当局による大幅利下げ観測が高まった。米長期金利が低下し、全般ドル売りが優勢となった。アジア時間の安値144.76円を下抜けて一時143.95円まで値を下げた。市場では「米連邦準備理事会(FRB)が今月17-18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50%の利下げに踏み切るハードルを下げるものだった」との声が聞かれた。
米長期金利の指標となる米10年債利回りは一時3.7684%前後まで低下した。
・ユーロドルは堅調。しばらくは1.10ドル台半ばでのもみ合いが続いていたが、低調な米雇用指標をきっかけに全般ドル売りが優勢になると、24時前に一時1.1095ドルと日通し高値を更新した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時101.24まで低下した。
・ユーロ円はさえない。ユーロドルの上昇につれた買いが入った半面、ドル円の下落につれた売りが出た。3時過ぎに一時159.37円と8月8日以来約1カ月ぶりの安値を付けた。
米景気先行き懸念などを背景に前日の米株式相場は大幅に下落。これを受けて本日の日本株相場も急落しており、リスク・オフの円買いも入りやすかった。
・ロンドン株式相場は4日続落。前日の米国株相場や本日のアジア株相場が下落したことを受けて、英株にも売りが波及した。アストラゼネカやスミス・アンド・ネフューなど医薬品株が売られたほか、BPやシェルなどエネルギー株が値下がりした。リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株も軟調だった。
・フランクフルト株式相場は続落。前日の米国や本日のアジアでの株価下落を受けて投資家心理が悪化すると、独株にも売りが出た。個別ではインフィニオン・テクノロジーズ(3.82%安)やダイムラー・トラック・ホールディング(3.29%安)、コメルツ銀行(2.71%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は上昇した。米債高につれた。
(中村)