東京外国為替市場概況・17時 ドル円、買戻し

 5日午後の東京外国為替市場でドル円は買戻された。17時時点では143.60円と15時時点(143.39円)と比べて21銭程度のドル高水準だった。東京昼過ぎに進んだドル売り円買いの流れに沿って、15時半頃に143.05円まで日通し安値を更新。ただ一巡後は下値を切り上げる展開となった。欧州株が底堅く始まり、時間外の米株先物も持ち直すとリスク回避への過度な警戒感が後退。クロス円の反発とともに、143.70円台に乗せる場面もあった。

 ユーロ円も切り返す。17時時点では159.21円と15時時点(158.88円)と比べて33銭程度のユーロ高水準だった。ドル円が下値を試したタイミングで約1カ月ぶりの安値となる158.56円までユーロ安・円高が進行した。その後もドル円同様に欧米株価指数の持ち直しを支えに反発し、一時159.35円付近まで買戻された。
 他、ポンド円も188.07円と8月14日以来の安値更新後に189円手前まで水準を切り上げている。

 ユーロドルは小じっかり。17時時点では1.1087ドルと15時時点(1.1080ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。16時過ぎに1.1090ドルまで本日レンジの上限を僅かに広げた。一巡後の下押しも1.1080ドル台で限定された。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.05円 - 143.91円
ユーロドル:1.1075ドル - 1.1090ドル
ユーロ円:158.56円 - 159.46円


(小針)
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