東京外国為替市場概況・17時 ドル円、下げ幅縮小

 6日午後の東京外国為替市場でドル円は下げ幅を縮小した。17時時点では142.52円と15時時点(142.59円)と比べて7銭程度のドル安水準だった。時間外の米株先物が弱含んだままのなか、現物の欧州株も安く始まるとリスクオフの円買いが再び意識された。米長期金利の低下もドルの重しとなり、一時142.06円までドル安円高が進行した。もっとも暴落した8月5日以来の142円割れに失敗すると反転し、142.50円台まで下値を切り上げた。

 ユーロ円は下落一服。17時時点では158.42円と15時時点(158.51円)と比べて9銭程度のユーロ安水準だった。リスク回避ムードの高まりからユーロ売り円買いが進み、約1カ月ぶりに158円を割り込んだ。しかしながら、157.92円を安値に下げ止まり、大台を回復するとドル円とともに持ち直す展開に。158.40円台まで水準を切り上げている。
 他クロス円も、ポンド円が187.26円、豪ドル円は95.59円、南ア・ランド円も8.02円を底に売りの勢いが緩んだ。
 
 ユーロドルはもみ合い。17時時点では1.1116ドルと15時時点(1.1116ドル)とほぼ同水準だった。16時前に1.1121ドルと昨日からの高値を更新したものの、一巡後は1.1110ドル台での上下に留まった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.06円 - 143.48円
ユーロドル:1.1107ドル - 1.1121ドル
ユーロ円:157.92円 - 159.40円


(小針)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。