東京外国為替市場概況・10時 ドル円、底堅い

 9日の東京外国為替市場でドル円は底堅い。10時時点では142.69円とニューヨーク市場の終値(142.30円)と比べて39銭程度のドル高水準だった。朝方に142円割れ水準で下値の堅さを確認すると、本邦勢の本格参入後は買いが強まり、10時過ぎには142.80円まで値を上げた。前週末の海外時間に乱高下しながらも円高方向に進んだ反動もあり、為替市場では円売りの流れが優勢となっている。なお、週明けの日経平均株価は1100円超の急落となったが、株安を手掛かりにした動きは限られた。

 ユーロ円は強含み。10時時点では158.15円とニューヨーク市場の終値(157.77円)と比べて38銭程度のユーロ高水準だった。全般に円売りが進んだ流れに沿って一時158.28円まで上昇。豪ドル円が95.29円、NZドル円が88.17円まで上値を伸ばすなど他のクロス円も総じて底堅く推移した。

 ユーロドルは小動き。10時時点では1.1083ドルとニューヨーク市場の終値(1.1084ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。円絡みの取引が中心となり、1.1080ドル台での方向感を欠いた動きとなった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.96円 - 142.80円
ユーロドル:1.1077ドル - 1.1091ドル
ユーロ円:157.41円 - 158.28円

(岩間)
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