東京外国為替市場概況・12時 ドル円、底堅さ継続

 9日の東京外国為替市場でドル円は底堅さ継続。12時時点では142.82円とニューヨーク市場の終値(142.30円)と比べて52銭程度のドル高水準だった。本邦勢参入後からの流れが継続され、11時頃には142.99円までドル高・円安が進行。一時は4桁安だった日経平均が下げ幅を縮め、時間外の米10年債利回りが先週引け水準より高いところで推移などにも後押しされた。大台手前で頭を抑えられて下押すも、142.70円台では支えられた。

 ユーロ円は下値が固い。12時時点では158.25円とニューヨーク市場の終値(157.77円)と比べて48銭程度のユーロ高水準だった。日経平均の下げ幅縮小を眺めて上値を試す展開となり、158.46円までユーロ高円安が進んだ。日本株の買戻しが一巡すると失速するも、下押しは158.10円台で限られた。
 ほかカナダドル円が、時間外のNY原油先物の反発も支えに一時105.49円まで上値を伸ばした。朝方に104.62円まで売り込まれたところから切り返した。

 ユーロドルはもみ合い。12時時点では1.1081ドルとニューヨーク市場の終値(1.1084ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。1.1080ドル台を中心に動意を欠いた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.96円 - 142.99円
ユーロドル:1.1077ドル - 1.1091ドル
ユーロ円:157.41円 - 158.46円


(小針)
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