東京外国為替市場概況・8時 ドル円、売り先行

 10日の東京外国為替市場でドル円は売りが先行。8時時点では143.04円とニューヨーク市場の終値(143.18円)と比べて14銭程度のドル安水準だった。7時過ぎからやや売りが強まり、一時142.86円まで下落したが、その後は143円台を回復した。昨日も朝方に下値を試す場面があったが、本邦勢の本格参入後は一転して買い戻しが強まったため、本日も本邦勢参入後の動向を見極めたい。なお、本日は5・10日(ゴトー日)とあって仲値に向けた本邦実需勢のフローにも注目となる。

 ユーロ円も売りが先行。8時時点では157.89円とニューヨーク市場の終値(157.99円)と比べて10銭程度のユーロ安水準だった。ドル円と同様に売り先行となり、一時157.71円まで弱含む場面があった。目先は本邦勢の参入や日本株の取引開始などを待つ情勢だ。

 ユーロドルは8時時点では1.1037ドルとニューヨーク市場の終値(1.1035ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。前日終値付近で動意を欠いた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.86円 - 143.18円
ユーロドル:1.1035ドル - 1.1040ドル
ユーロ円:157.71円 - 158.06円

(岩間)
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