東京外国為替市場概況・12時 ドル円、下値を試す

 13日の東京外国為替市場でドル円は下値を試した。12時時点では141.04円とニューヨーク市場の終値(141.82円)と比べて78銭程度のドル安水準だった。10時台には「本邦長期資金からの買い観測」との声も聞かれ、一時141.30円付近まで持ち直した。もっともその後、米金利先安観の強まりを背景に再びドル売り圧力が強まると、141円を割り込んで140.78円まで下値を広げた。ただ、11日につけた年初来安値140.71円の前では下げ渋り、141円台を回復した。

 ユーロ円は下げ幅を広げた。12時時点では156.38円とニューヨーク市場の終値(157.07円)と比べて69銭程度のユーロ安水準だった。ドル円につれて水準を切り下げ、日経平均が下げ幅を広げたことも重しに156.10円までユーロ安・円高が進んだ。一巡後はドル円の戻しとともに156.40円付近まで下値を切り上げた。

 ユーロドルは小じっかり。12時時点では1.1086ドルとニューヨーク市場の終値(1.1074ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ高水準だった。ドル円でドル売りが進むと、僅かながらに値を上げて1.1090ドルをつけた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:140.78円 - 141.87円
ユーロドル:1.1070ドル - 1.1090ドル
ユーロ円:156.10円 - 157.18円


(小針)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。