欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、下値を試す動きが継続

 13日の欧州外国為替市場でドル円は下値を試す動きが継続。20時時点では140.69円と17時時点(140.90円)と比べて21銭程度のドル安水準だった。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅利下げ観測が再燃していることが重しとなり、140.37円まで年初来安値を更新した。いったん昨年12月28日の安値140.25円をサポートに下げ渋り、140.70円近辺に持ち直した。
 シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループがFF金利先物の動向に基づき算出する「フェドウオッチ」によると、9月FOMCで0.50%の利下げを予想する確率は昨日の28%程度から45%程度に上がっている。

 ユーロドルは底堅い。20時時点では1.1090ドルと17時時点(1.1092ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。小動きながら1.1101ドルまで高値を更新し、1.10ドル後半で底堅い動き。ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁の「基本シナリオに大きな変化があれば、再評価を行う」「金利の動きについては、データを注視する」「インフレ目標の達成に向けて決意を固めている」などの発言が伝わった。

 ユーロ円は上値が重い。20時時点では156.03円と17時時点(156.30円)と比べて27銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下げにつられ155.76円まで安値を更新し、ドル円同様に156円近辺で戻りが鈍い。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:140.37円 - 141.87円
ユーロドル:1.1070ドル - 1.1101ドル
ユーロ円:155.76円 - 157.18円

(金)
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