東京マーケットダイジェスト・20日 円底堅い・株高

(20日15時時点)
ドル円:1ドル=142.26円(前営業日NY終値比▲0.37円)
ユーロ円:1ユーロ=158.83円(▲0.37円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1165ドル(△0.0003ドル)
日経平均株価:37723.91円(前営業日比△568.58円)
東証株価指数(TOPIX):2642.35(△25.48)
債券先物12月物:144.47円(▲0.19円)
新発10年物国債利回り:0.860%(△0.010%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.25600%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
       <発表値>     <前回発表値>
8月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く総合)
前年同月比   2.8%       2.7%
8月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)
前年同月比   2.0%       1.9%
対外対内証券売買契約等の状況(前週)
対外中長期債
    2兆1001億円の取得超  2226億円の処分超
対内株式
    3兆0058億円の処分超  9023億円の処分超
日銀金融政策決定会合(日銀金融市場調節目標)
政策金利    0.25%       0.25%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は上値が重い。3連休前の5・10日(ゴトー日)とあって東京仲値にかけて買いが強まり一時142.93円まで値を上げた。ただ、仲値直前に輸出の売りが持ち込まれると失速。日銀が金融政策の現状維持を発表すると上下しながらも、植田日銀総裁の定例記者会見に対する警戒感から141.96円まで下落した。その後は次第に142円台前半で落ち着いた。

・ユーロ円も上値が重い。総じてドル円につれる展開となった。朝方に159.50円まで上昇したものの、その後は上下しながらも158.54円まで一転下落した。日銀総裁の発言待ちの状況となっている。

・ユーロドルは小高い。ドル円が失速したことに伴ってユーロ買い・ドル売りが散見され、一時1.1174ドルまでじり高となった。

・日経平均株価は3日続伸。昨日の欧米株式相場が上昇した流れを引き継ぐ形で買いが先行。日銀の金融政策決定会合が波乱なく通過したことも買い安心感につながった。

・債券先物相場は続落。日銀の金融政策発表に対する反応は限られ、日本株高で債券需要の低下が意識されて売りが強まった。


(越後)
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