東京外国為替市場概況・10時 ドル円 昨日の高値を上回る

 1日の東京外国為替市場でドル円はしっかり。10時時点では143.96円とニューヨーク市場の終値(143.63円)と比べて33銭程度のドル高水準だった。イスラエルを巡る地政学リスクを意識した売りが入る場面もあったが、9月日銀短観が概ね良好な内容だったほか、日銀金融政策決定会合における主な意見(9月19-20日分)で改めて利上げを急いでいない姿勢が確認されると、日経平均の大幅反発も後押しに昨日の高値を上抜けて144.12円までレンジ上限を広げた。

 ユーロ円も上昇。10時時点では160.26円とニューヨーク市場の終値(159.94円)と比べて32銭程度のユーロ高水準だった。日経平均が600円超高まで反発し、リスク選好の円売りが優勢となるなか、ドル円の上昇につられ160.43円まで上値を伸ばした。

 ユーロドルは10時時点では1.1132ドルとニューヨーク市場の終値(1.1135ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。NY終値付近でのこう着相場が続いている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.37円 - 144.12円
ユーロドル:1.1127ドル - 1.1143ドル
ユーロ円:159.75円 - 160.43円

(金)
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