ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、底堅い

 2日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅い。24時時点では146.19円と22時時点(145.37円)と比べて82銭程度のドル高水準だった。石破茂首相が日銀の追加利上げについて慎重な姿勢を示すと、全般円売りが進んだ欧州市場の流れがNY市場に入っても続いた。9月ADP全米雇用報告が予想より強い内容となったことも相場の支援材料となり、一時146.26円まで上値を伸ばした。

 ユーロドルは弱含み。24時時点では1.1036ドルと22時時点(1.1053ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ安水準だった。良好な米雇用指標をきっかけにユーロ売り・ドル買いが先行。米長期金利の指標となる米10年債利回りが3.81%台まで上昇したことも相場の重しになると、前日の安値1.1046ドルを下抜けて一時1.1033ドルまで値を下げた。

 ユーロ円はしっかり。24時時点では161.33円と22時時点(160.69円)と比べて64銭程度のユーロ高水準。石破首相の発言をきっかけに全般円安が進んだ流れに沿って一時161.42円まで値を上げた。米国株相場の持ち直しや日経平均先物の大幅上昇も相場を下支えした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.43円 - 146.26円
ユーロドル:1.1033ドル - 1.1083ドル
ユーロ円:158.71円 - 161.42円

(中村)
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