東京外国為替市場概況・10時 ドル円 147円台を回復

 3日の東京外国為替市場でドル円はしっかり。10時時点では146.99円とニューヨーク市場の終値(146.47円)と比べて52銭程度のドル高水準だった。昨日から大幅上昇の反動は限られ、日銀の早期利上げ思惑の後退を背景とした地合いが継続。仲値にかけての買いも見られ、9月3日以来の147円大台を回復し147.08円まで上値を伸ばした。

 ユーロ円は底堅い。10時時点では162.26円とニューヨーク市場の終値(161.76円)と比べて50銭程度のユーロ高水準だった。円安の流れが続くなか、162.36円までレンジ上限を広げた。日経平均は一時1000円超高まで反発した。

 ユーロドルは10時時点では1.1039ドルとニューヨーク市場の終値(1.1045ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ安水準だった。円相場主導の動きとなり、NY終値を挟んでの狭いレンジ内で推移。昨日の安値1.1033ドルを前に下げ渋っているが、欧州中央銀行(ECB)の10月会合での追加利下げ思惑の高まりで上値の重い動きが続いている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.29円 - 147.08円
ユーロドル:1.1037ドル - 1.1049ドル
ユーロ円:161.63円 - 162.36円

(金)
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