ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、伸び悩み

 3日のニューヨーク外国為替市場でドル円は伸び悩み。24時時点では146.76円と22時時点(146.78円)と比べて2銭程度のドル安水準だった。9月米ISM非製造業景況指数が54.9と予想の51.7を上回ると円売り・ドル買いが先行し、一時147.18円付近まで値を上げた。
 ただ、アジア時間に付けた日通し高値147.24円が目先レジスタンスとして意識されると上値が重くなった。ISM非製造業の雇用指数が弱かったことや、イスラエルとイランを巡る地政学リスクへの懸念も相場の重し。
 なお、バイデン米大統領は「イスラエルによるイラン石油施設への攻撃を協議中」と発言。WTI原油先物価格は一時5%を超す大幅上昇となった。

 ユーロドルは弱含み。24時時点では1.1017ドルと22時時点(1.1032ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ安水準だった。米ISM非製造業景況指数の上振れをきっかけにユーロ売り・ドル買いが優勢になると、一時1.1008ドルと日通し安値を更新した。

 ユーロ円は24時時点では161.68円と22時時点(161.93円)と比べて25銭程度のユーロ安水準。ドル円の伸び悩みやユーロドルの下落につれた売りが出た。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.29円 - 147.24円
ユーロドル:1.1008ドル - 1.1049ドル
ユーロ円:161.38円 - 162.49円


(中村)
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