東京外国為替市場概況・15時 ドル円、買い戻し

 8日午後の東京外国為替市場でドル円は買い戻し。15時時点では147.97円と12時時点(147.69円)と比べて28銭程度のドル高水準だった。午前に下値の堅さを確認すると、香港株式相場の下げ渋りなどを手掛かりにした買い戻しが入り、14時過ぎには148.16円付近まで上昇した。もっとも、本日高値の148.19円には届かず、後場の香港株が再び下落すると147.80円台まで下押す場面も見られた。アジア株式市場の動向に振らされる神経質な展開が続いている。

 ユーロ円も買い戻し。15時時点では162.51円と12時時点(162.19円)と比べて32銭程度のユーロ高水準だった。ドル円と同様に買い戻しが進み、14時過ぎには162.76円まで本日高値を更新。ただ、その後は香港株の下落を横目に162.30円台まで押し戻される場面もあった。

 ユーロドルは小動き。15時時点では1.0983ドルと12時時点(1.0982ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ高水準だった。1.0987ドルまでわずかに上値を伸ばす場面も見られたが、総じて円絡みの取引が中心となったため、狭い値幅内でのもみ合いに終始した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.51円 - 148.19円
ユーロドル:1.0973ドル - 1.0987ドル
ユーロ円:161.91円 - 162.76円

(岩間)
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