東京外国為替市場概況・17時 ドル円、軟調

 8日午後の東京外国為替市場でドル円は軟調。17時時点では147.59円と15時時点(147.97円)と比べて38銭程度のドル安水準だった。中東情勢の緊迫化が続いているほか、香港株が大幅反落となっていることでリスクオフムードが高まるなか、欧州勢参入後は売りが進行。一時147.35円と日通し安値を付けた。

 ユーロドルは小高い。17時時点では1.0995ドルと15時時点(1.0983ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ高水準だった。ユーロポンドなどユーロクロスの上昇につれたほか、ドル円の下落に伴う買いも入り、昨日高値の1.0987ドルを上抜けて1.0996ドルまで上昇した。
 なお、カザークス・ラトビア中銀総裁は「データは、10月の欧州中央銀行(ECB)理事会での利下げを示唆している」と発言しているが、目立った反応は見られていない。

 ユーロ円は17時時点では162.28円と15時時点(162.51円)と比べて23銭程度のユーロ安水準だった。欧州株の下落で円買い圧力が高まった影響から162.00円付近まで下押しした。一方、その他ユーロクロスが上昇したため、東京市場で付けた161.91円を割り込む動きにもなっていない。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:147.35円 - 148.19円
ユーロドル:1.0973ドル - 1.0996ドル
ユーロ円:161.91円 - 162.76円


(越後)
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