東京マーケットダイジェスト・10日 円方向感ない・株伸び悩み

(10日15時時点)
ドル円:1ドル=149.25円(前営業日NY終値比▲0.06円)
ユーロ円:1ユーロ=163.26円(▲0.05円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0938ドル(▲0.0001ドル)
日経平均株価:39380.89円(前営業日比△102.93円)
東証株価指数(TOPIX):2712.67(△5.43)
債券先物12月物:143.90円(▲0.25円)
新発10年物国債利回り:0.955%(△0.025%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.25600%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)  
      <発表値>    <前回発表値>
9月企業物価指数
前月比     0.0%     ▲0.2%
前年同月比   2.8%     2.6%・改
対外対内証券売買契約等の状況(前週)
対外中長期債
     6967億円の取得超 558億円の処分超・改
対内株式
     9193億円の取得超 7676億円の所得超・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は方向感がない。午前に149.01円まで小幅に下押ししたが、本日は5・10日(ゴトー日)とあって仲値にかけて買いが観測されたほか、午後に入ると一段と買いが強まり8月15日高値の149.39円を上抜けて149.55円まで値を上げた。ただ、一巡すると利食い売りに押される形で149.09円付近まで押し戻された。

・ユーロ円も方向感が定まらない。総じてドル円につれた動きとなり、序盤に163.01円まで下げた後163.61円まで反転したが、その後は163円台前半まで失速している。

・ユーロドルはこう着。東京市場では目立った動意は見られず、1.0937-46ドルの狭いレンジ取引となった。

・日経平均株価は続伸。昨日の米国株が上昇したことを好感して買いが先行し、指数は一時300円超高まで上昇した。もっとも、一巡後は利食い売りなどが持ち込まれたため、後場には一時上げ幅を消す場面もあった。

・債券先物相場は続落。昨日の米国債券相場が下落した流れを引き継いで売りが優勢となった。5年債入札を無難に通過したことで下げ渋る場面があったが戻りは鈍く、取引終了前には143.91円まで下落した。


(越後)
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