東京マーケットダイジェスト・17日 豪ドル急伸・株安

(17日15時時点)
ドル円:1ドル=149.52円(前営業日NY終値比▲0.12円)
ユーロ円:1ユーロ=162.29円(▲0.25円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0853ドル(▲0.0009ドル)
日経平均株価:38911.19円(前営業日比▲269.11円)
東証株価指数(TOPIX):2687.83(▲2.83)
債券先物12月物:143.88円(▲0.13円)
新発10年物国債利回り:0.960%(△0.010%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.25600%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)  
      <発表値>     <前回発表値>
9月貿易統計(通関ベース)
季節調整前 2943億円の赤字 7032億円の赤字・改
季節調整済 1872億円の赤字 4720億円の赤字・改
8月第三次産業活動指数
前月比     ▲1.1%    2.2%・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場のき)
・豪ドルは買い優勢。9月豪雇用統計が新規雇用者数・失業率ともに市場予想より良好な内容だったことを受けて急伸。豪準備銀行(RBA)の利上げ観測の高まりとともに対ドルでは一時0.6710米ドル、対円では100.23円まで上昇した。

・ドル円は方向感がない。日経平均株価の下落を背景にリスク回避の売りが先行し、一時149.25円まで下押しした。もっとも、時間外の米10年債利回りが上昇した影響から下値も堅く、一巡後は149.60円付近まで持ち直した。

・ユーロ円は弱含み。日本株安で円高が進んだ流れに沿ったほか、今晩の欧州中央銀行(ECB)理事会で利下げがほぼ確実視されていることも重しとなり、一時162.07円まで下落した。

・ユーロドルは小安い。ECBの利下げ観測を受けて1.0851ドルまで値を下げるなど、総じて上値の重い動きとなった。

・日経平均株価は続落。オランダ半導体製造装置ASMLホールディング株が昨日の海外市場で下落した影響から半導体関連株に売りが強まった。台湾TSMCの決算が良好だったことで下げ渋る場面があったが戻りは鈍く、結局安値引けとなった。

・債券先物相場は反落。欧州圏のインフレ鎮静化もあり続伸して始まったが、時間外の米債が売られ、好結果だった豪州の雇用統計後に豪債も売られたことなどで一時143.84円まで下落した。


(越後)
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