東京マーケットダイジェスト・16日 円伸び悩み・株大幅安

(16日15時時点)
ドル円:1ドル=149.32円(前営業日NY終値比△0.12円)
ユーロ円:1ユーロ=162.56円(横ばい)
ユーロドル:1ユーロ=1.0886ドル(▲0.0007ドル)
日経平均株価:39180.30円(前営業日比▲730.25円)
東証株価指数(TOPIX):2690.66(▲32.91)
債券先物12月物:144.01円(△0.24円)
新発10年物国債利回り:0.950%(▲0.020%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.25600%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
      <発表値>   <前回発表値>
8月機械受注(船舶・電力除く民需)
前月比    ▲1.9%     ▲0.1%
前年同月比  ▲3.4%      8.7%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は下値が堅い。安達日銀審議委員が「金融政策が正常化プロセスに入る条件は既に満たしている」と述べると、日銀の追加利上げへの思惑が広がり、相場は円買いで反応した。一時148.88円まで下押し。ただ、昨日安値の148.85円が目先のサポートとして意識されると次第に下値を切り上げる展開に。安達日銀審議委員は「拙速な利上げは回避すべき」など早期の利上げについて同時に慎重な姿勢を示していたこともあり、15時前には149.37円付近まで反発した。

・ユーロ円も下値が堅い。ドル円と同様の展開となり、162.12円まで下押しした後に162.60円台まで買い戻された。

・ユーロドルは小動き。手掛かり材料を欠くなかで1.0890ドルを挟んだ小動きに終始した。

・日経平均株価は5営業日ぶりに大幅反落。前日の欧米株式相場が下落し、投資家のリスク回避姿勢が強まった。オランダの半導体製造装置大手ASMLの低調な決算を受けて半導体関連株の下げが目立ち、指数は一時850円近く下落する場面もあった。

・債券先物相場は反発。昨日の米国債券相場が上昇し、この日の国内債にも買いが波及した。また、日経平均株価が大幅に下落したことも安全資産としての債券需要につながった。

(岩間)
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