東京マーケットダイジェスト・15日 ユーロ安・株高

(15日15時時点)
ドル円:1ドル=149.63円(前営業日NY終値比▲0.13円)
ユーロ円:1ユーロ=162.96円(▲0.41円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0890ドル(▲0.0019ドル)
日経平均株価:39910.55円(前営業日比△304.75円)
東証株価指数(TOPIX):2723.57(△17.37)
債券先物12月物:143.77円(▲0.22円)
新発10年物国債利回り:0.965%(△0.020%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.25600%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
      <発表値>   <前回発表値>
8月鉱工業生産確報
前月比    ▲3.3%    ▲3.3%
前年同月比  ▲4.9%    ▲4.9%
8月設備稼働率
(前月比)  ▲5.3%     2.5%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は戻りが鈍い。昨日の海外時間に節目の150円回復に失敗したこともあり、上値の重さを意識した売りに押されて149.45円まで値を下げた。日経平均株価が4万円の大台を回復するなど堅調推移となったことを支えに、いったんは149.70円台まで切り返す場面もあったが、その後は日経平均の伸び悩みとともに再び149.44円まで押し戻された。

・ユーロドルは小安い。今週の欧州中央銀行(ECB)理事会で追加利下げが見込まれるなか、この日も金利先安観を手掛かりにした売りに押された。昨日安値の1.0888ドルを下抜けて、一時1.0885ドルまで下押しした。

・ユーロ円はさえない。ドル円やユーロドルの下落につれて円買い・ユーロ売りが進み、162.71円まで値を下げた。

・日経平均株価は4日続伸。前日の欧米株高が投資家心理の改善につながったほか、外国為替市場での円安進行も相場を後押しした。株価指数先物主導で上昇幅を拡大し、約3カ月ぶりに節目の4万円台を回復。ただ、その後は大台の回復の達成感や短期的な過熱感などが意識され、戻り待ちや利益確定売りに上値を抑えられた。

・債券先物相場は反落。前週末の米債券相場が下落した流れを引き継いだ。また、外国為替市場での円安進行を受け、輸入物価上昇が日銀の早期利上げを後押しするとの思惑も相場の重しに。新発10年物国債利回りは0.965%と約2カ月半ぶりの高水準をつけた。

(岩間)
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