ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、底堅い

 21日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅い。24時時点では150.23円と22時時点(149.92円)と比べて31銭程度のドル高水準だった。米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時4.1599%前後と7月30日以来の高水準を記録すると円売り・ドル買いが先行。24時前に一時150.28円と日通し高値を付けた。ただ、17日に付けた約2カ月半ぶりの高値150.32円がレジスタンスとして意識されると上昇は一服した。

 ユーロドルは軟調。24時時点では1.0834ドルと22時時点(1.0857ドル)と比べて0.0023ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出ると一時1.0832ドルと日通し安値を更新した。ポンドドルも一時1.2994ドルまで下落するなど、欧州通貨に対してもドル買いが進んだ。

 ユーロ円は24時時点では162.77円と22時時点(162.77円)とほぼ同水準だった。ドル円の上昇につれた買いが入ると一時162.90円と日通し高値を付けたものの、ユーロドルの下落につれた売りが出ると伸び悩んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.09円 - 150.28円
ユーロドル:1.0832ドル - 1.0872ドル
ユーロ円:162.00円 - 162.90円


(中村)
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